この９年を振り返って

ぽっちゃりな私が１０年で１８キロ痩せた、冷えとり先生ことたかやますみえです。

 

もしも気功の仕事をしなかったら父とは永遠に好い関係にならなかったと思います。なんせ今の仕事は天職で一番心安らぎます。

 

 

えっ、安らぐ？

 

そう、その前の仕事はどれもいつも不安で限界を感じていました。それがどうでしょう？そりゃぁ～最初は畑違いで、今まではパソコンを相手にしていたので、それが一気にダイレクトに身体に触れるなんて、あり得ないスタートでしたが、回数を重ねていくうちに、今では何の抵抗もなくなっています。

 

話を戻しますが、父はとっても真面目な人できちんとしていて、私は型にはめられるのが嫌できちんと出来ない人でした。ですから、考え方も間逆でいつも口答えしていて、口喧嘩や蹴飛ばされた（幼少期にね）りしました。３人姉妹で真ん中で一番怒られていました。

 

それはどんな時も考え方が違うので、いつでも平行線でした。そんな私がある出来事で東京からUターンして両親と暮らし、１０年前から認知症の症状が現れて、運よく気功整体に巡り合い、心と身体の両面が良くなると聞いて仕事としてスタートしました。

 

身体を温めるというのは中々理解してもらえず、最初の数年はアルコールを飲んでいたので、それも段々増えて朝昼晩と適量を超えていました。かといってアル中ではないんですが、飲まないとやってられないと言い、寒い中、暑い中一年中ひたすら外仕事をしていて、ある時、何度も同じ植木を植え替え、おかしいなと感じ始めました。そりゃ～疲れますよね。やってられないですよね。

 

今までの延長で朝から晩まで動き通しで、私からすると考えられない程で、限度を超えていて、何かその裏には私には計り知れない、心の問題が隠されているんではないかと、今ではそう思えます。体験したものでなければ、その辛さは分からないですが、その感情は死ぬまで背負い込んで生きそうでした。

 

父の兄弟は多くが結核で亡くなって、隔離されたことをずっと悔しいと言っていました。私からすると移るからしょうがないと思うところです。

 

しかし、そうは思えなくてその時のトラウマが長い間、情があるだけに無意識にいつも心の片隅にあったんですね。今はその部分は意識がないので、楽になったのではないかと思います。これとても長く生きていたからで、死ぬ時まで苦しくこの世を全うするのは正直辛すぎます。

 

何とかしたいと思って、今その部分は気功の仕事にしたお陰で、心と身体の意識という部分を学び、見えないお互いの意識が合致した感じがします。介護度５ですが、母（最近介護度３）よりも言葉が通じるのは、凄いな～と思います。前ほどは施術していませんが、ただいるだけでも感じられるんだなとつくづく思います。

 

環境や飲食など、気配りしているし、気持ちよい状況を創りだしているので、そんなことも察しているのかもしれません。介護の問題があったお陰で、人がどうしてそうなるのか？何が原因なのか？何故改善しないのか？そんな目の前にいる両親から学んだことは、最終的には本人の意思であり、良くなるも悪くなるも、本人の責任であるって事に気づかされました。

 

気功は凄いというくくりから、それは単なるきっかけであって、相手がどういう生活習慣をしていくのかで、変わっていくんですね。

 

技術だけではどうにもならないって知った時、ショックでしたが、逆に病気にならないためには日々の疲れを溜めない、冷やさない、飲食に気をつける。そういう部分に最近はシフトしています。つまり、これは誰にでも言えて、勿論私も気をつけようと言う気持ちになっています。

 

この９年は学びの深い時間で、健康に生きるためにどう過ごしていくのか？家族の問題も大きくて、離れていた気持ちがひとつになっていったのは、私自身がそれを昔から望んでいたんだなと思い出しました。それぞれが豊かになるライフスタイルをこれからは展開していきたいと思います。

 

 

 

 

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